コロナ禍の夏、日本/シンガポールの往復体験-シンガポール在住の友瀬氏

  • 2020年10月5日(月)

ティ・エ・エス代表取締役の友瀬氏  政府は10月1日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策で全世界に実施している入国制限措置を緩和した。感染防止と経済活動の両立をめざすもので、これまではシンガポールやベトナムなど16ヶ国・地域で例外的にビジネス目的での往来や長期滞在者などを対象に緩和を実施してきたが、今後は全世界を対象に、ビジネス目的での渡航者や家族、留学生などの入国を新たに認めることとなる。入国後、14日間の自宅待機などが条件だ。

 これから先、ますます往来の増加が予想されるが、実際に出入国をする際、どのような流れになるのだろうか。今回は東南アジアの旅行会社などを対象に訪日ランドオペレーター事業を展開するティ・エ・エス代表取締役の友瀬貴也氏に、8月から9月にかけて日本とシンガポールを往来した体験談を語ってもらった。同氏は現在、シンガポールに住んでいる。二国間は9月18日から短期出張者向けの「ビジネストラック」、9月30日からは就労・長期滞在者向けの「レジデンストラック」が開始されているが、友瀬氏は両方とも利用していない。取材は9月30日から10月2日にかけて、オンラインと書面で実施した。

8月中旬、シンガポールから成田へ

出国時のチャンギ国際空港の様子。いつもは煌々と明るいが照明が暗くなっている  8月中旬にシンガポールを出発して翌日成田に到着し、9月下旬に日本を出国してシンガポールに戻りました。利用したのは往復とも全日空(NH)のシンガポール/成田線です。

 チャンギ国際空港での出国手続きはいつも通りで、特に規制などはありませんでした。ただ、空港にはほとんど人がおらず電気が消えているところもあり、初めて見る光景でした。

 成田行きの便は約20名が搭乗しており、日本人やシンガポール人、欧米の方々もいました。日本に入国するのではなく、トランジットを目的としていた人もいたようです。搭乗の際、客室乗務員からアルコール消毒のシートと自分用のごみ袋を貰い、機内に入りました。機内ではマスクをつけている以外は通常通り過ごしましたが、フライトマガジンはなく、免税品の機内販売もしていませんでした。

到着後、成田でPCR検査を受ける

 成田空港に到着した後は、まずトランジットの乗客が降り、その後15分程度待って日本に入国する乗客が係員に誘導されて降りました。空港到着後にまず問診を受けて、そのあとに唾液でのPCR検査を受けました。1時間くらい待って結果が出て、陰性だったのでそのまま帰りました。

 係員からは2週間は家から外出しないでほしい、という要請を受けましたが、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)のダウンロードの要請は特にありませんでした。空港から自宅までは公共交通機関は使えないので、知人に車で迎えに来てもらいました。

 日本への入国は思っていたほど面倒だとは思いませんでした。待ち時間も乗客同士が話したり、携帯でテレビを見たり、リラックスしていました。その後、PCR検査の結果が陰性だったので、いつも通り荷物をピックアップして車に乗りました。特に規制されている様子がなかったので、普通に公共交通機関を使って帰れてしまうのでは?と思うほどです。シンガポールに比べて緩さを感じました。

 その後は自宅での2週間の隔離期間を経て、通常通りの生活に戻りました。隔離期間中は、毎日保健所から自動電話で電話連絡があり、機械の音声で帰国後37.5度以上の熱がある人が家族などでいるか、現状気分が悪くないかという2つの質問をされ、機械に対し回答する形で対応しました。日本語での応対でしたが、外国人は別の言語での対応かもしれません。

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